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新大学生に向けたノートPCの選び方

·3637 文字·8 分
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やつはし
著者
やつはし
ネットワークとセキュリティを勉強する理系大学院生です。

始めに
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大学生になると課題の作成や最近では授業すらパソコンを使って行います.そこで,これから大学生になる人がやらなければいけない事の一つがパソコン選びです.自分自身の経験からパソコンを初めて選ぶ際は何を基準にして選べば良いかわからず戸惑ってしまうと思うので,これから簡単にパソコンの選び方を紹介したいと思います.もちろん簡単なレポートを作るくらいならあまり高性能なパソコン必要ありません.高い買い物ですので自分の用途にあったパソコンを慎重に選びましょう!

コラム iPadなどのタブレットは大学生活においてノートパソコンの代わりに使えるのか?

結論から言うと少なくとも理系大学生は避けたほうが良いと思います.低価格のパソコンで良いので準備しましょう.最近のタブレットにはキーボードを付けられる事が増え,パソコンlikeな使い方もできるようになりましたが,実際に比べてみるとノートパソコンのキーボードの方が入力がしやすく,その他にも大学ではパソコン用のソフトを導入しなければいけないこともあるのでiPadをノートパソコン代わりに使うのは難しいと思います.

確認しなければいけないこと
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まず最初にパソコンを選ぶ前にいくつか確認しなければいけないことがあります.

  • 学部・学科が性能やOS(簡単に言うとWindowsかMac)を指定してくる場合があるため,大学からの書類をしっかりチェックし,不安なら問い合わせる.

  • 大学ではどのようなことを学ぶのか,学部・学科のホームページでなんとなく把握しておく.

  • 自分がパソコンにどれだけのお金をかけられるのか予算をチェックする.

大学からの書類をチェック
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大学から送られてくる書類や大学のホームページ,自分の学部・学科のホームページにどのようなパソコンを買ってくれと指定されることが多いように感じます.実際,自分の学科でも強制ではありませんがWindowsが推奨されてました.これらの要件を満たさないと,授業で使うソフトが自分だけ使えない.なんてことにもなりかねないのでしっかりとパソコンの購入前に確認しましょう.

パソコンの使い方をチェック
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自分の入学する予定の学部,学科を調べると大抵,授業内容やカリキュラムが大まかに書いてあります.そこをしっかりチェックすることで入学前に自分のパソコンの使い方が想定できます.

その他にも入学後のパソコンの使い方を想定することで,例えばですが,appleのアプリを開発したい方はMac(基本的にiPhoneなどのアプリの開発にはMacが必要.AndroidアプリはWindowsでもMacでも開発できます),あまりハードな使い方をしない方は安いパソコン+ipadを買い,完全電子化で授業を受けるなど色々な方向性が見えてきます.

(注意)ここでは入学後のパソコンの使い方を想定しましたが,理系が研究で使うような計算をぶん回す高性能なパソコンはもちろん大学に用意されていると思います.また,大学1,2年では基礎教養的な授業が多いので始めに安いパソコンを買い,必要になってから状況に合わせてパソコンを買い換えると言った方法でも良いと思います.もちろん,パソコンを買い換える際に今まで使っていたパソコンを売れば次買うパソコンの資金の足しにもなります.あまり焦らずに,性能が低いパソコンから購入しても良いのでは?
(注意)この記事では基本的に大学で使う用途のノートパソコンということで話が進みます.簡単なゲーム(Among usやGolf it,LOLなどは可能かも)ならノートパソコンでも動きますが,重いゲーム(Apexなど)はノートパソコンの貧弱なグラフィック機能ではまともにプレイできません.パソコンで重いゲームがしたい方は,ゲーミングデスクトップパソコン,ゲーミングノートパソコンなどのcpuとは別に外付けgpuが搭載されたパソコンを買う必要があります.また,ゲーミングノートパソコンを買い,それを学校用ノートパソコンとして併用する方法もありますが,基本的にゲーミングノートパソコンは重く持ち運びに向かず,価格もゲーミングデスクトップパソコンより割高な為,お勧めしません.

予算のチェック
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最後の確認事項として予算をチェックしましょう.大学入学後は教科書,定期券の購入や中には一人暮らしを始める人もいて,お金がかかります.再三になりますが,無理をせずに価格の安いもので大学生活をスタートし,必要になってから買い換えると言った手段もお勧めです.また,性能の高いものを買うより,安いもの+iPadを買うなどした方が快適に大学生活を送れる可能性もあります.大学生になると課題や書類,授業資料をpdf形式で受け取ることが増えます.そこでiPadなどのタブレットを持っていると非常に便利です.大学に行くとノートをiPadでとっている人なんかもいます.

本題!
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それでは確認事項を確認したところで早速,ノートパソコンの選び方を紹介します.

パソコンを買う際にチェックをお勧めするパソコンの性能事項は次の3つです.

  • CPU

  • メモリ

  • ストレージ

CPUの目安
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CPUはよく言うようにパソコンの脳みそ.つまり基本的にパソコンの性能はここで決まります.

よくWindowsのノートパソコンに搭載されるCPUのメーカーは Intel, Ryzenの二つ.今回はIntelのCPUが搭載されるノートパソコンを選ぶ前提で話を進めます.

MacBookにはアップル製のCPUが乗り,基本的にアップル製のCPUが普通の大学生にとって性能が足りないと言ったことは少ないと思うので今回は割愛します.

IntelのCPUが搭載されるノートパソコンを選ぶ方はcore i5以上がお勧めです.iの後ろの数字がCPUの性能を表しており,i3 < i5 < i7 < i9と存在します.i9では性能も価格も過剰ですので今回は外します.普通の大学生ならi5で性能が足りなくなるような事は少ないと思います.次に,i5やi7の後ろに続く数字はそのCPUの世代です.CPUは毎年新発売されるので毎年1つづつ数字が大きくなっていき,2021年の最新が11世代です.Core i5 10210Uのように書かれていたら10世代,Core i5 8265Uのように書かれていたら8世代のCPUという事です.基本的には10世代以降,最低8世代以降の方が良いように思います.ちなみにですが,一番最後のUはノートパソコンなどに搭載される低電力CPUであることを示しています.

動画編集やゲームはCPUの性能よりもGPUの性能の方が重要です
パソコン選びには全く関係ないですが,ざっくりとCPUは難しい計算を得意とし,逆にGPUは簡単な計算を素早くすることを得意とします.

メモリの目安
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メモリはよく作業中の机の広さに例えられます.メモリが多ければ多いほど同時に使えるアプリケーションの数や開けるタブの数が増えます.基本的には8GB以上あれば良いでしょうが,予算に余裕があるならば16GBにした方が将来的にも良いと思います.

ストレージの目安
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ストレージは単純にデータの保存容量です.256GB以上がお勧めですが512GBあれば安心できると思います.ストレージが足りなくなったら外部ストレージを用意することもできるので特殊な用途(動画編集のために動画を大量に保存するなど)を想定している人以外は1TBとかはいらないと思います.

(補足)
ざっくり 1TB = 1000GB, 1GB = 1000MB, 1MB = 1000KB となっています.

実際に買う前にチェック
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ここまでに説明してきたノートパソコンの選び方ですが,最近は電気屋やショッピングサイト,大学生なら生協など色々なところでノートパソコンは買えます.

そこで注意したいのがどこで買うかです.もしあなたが

  • MacBookを買おうと思っているなら → Apple オンラインストアの学生・教職員向けストア

  • Surfaceを買おうと思っているなら → 学割を利用する

など,パソコンを買う際,学割が存在する場合があります.少しでも安く買うために,購入前には学割を調べてみましょう.また,入学の季節には新生活セールなどもあります.

ちなみにですがAppleの学生・教職員向けストアではiPadなども安くなっています.学生だけでなく学校関係者,PTA職員なども割引になる可能性があるので是非チェックしましょう.

また,生協で買うパソコンは割高だという人もいますが,何もわからないならば大学の生協を尋ねパソコンを選ぶのも自分はありだと思います.実際に自分の大学の生協をチェックしたところ少し割高でしたが,トラブルが発生した時なんかに対処してくれることもあるので,わからない人ほど生協を尋ねましょう.問題は自分で調べて解決するという気概がある人はおそらく公式ショップで買うのが一番安いと思います.

最後に
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長々とパソコンの選び方について説明してきましたが,いかがだったでしょうか.何かあれば気軽にコメントを残していってください.